2021年5月9日宮崎県比叡_北壁橋井ルート+ロックタワー

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北壁橋井ルート(ラインは多分このあたり)

 


5月9日 晴れ リキ、K岩
気温と梅雨入りのためおそらくシーズンラストの比叡へ
コロナで利用が減ってもっと使ってほしいと告知していた菅原公民館に宿泊。
宿泊料は1000円/人だった。

翌朝5時半起床6時過ぎに公民館を発、トンネルを抜けた駐車場に駐車
テーピングをしたりで時間を取り6時25分頃駐車場発
6時40分北壁橋井ルート登攀開始。

1ピッチ目をリード。
いきなり垂直なクラックなので緊張するが勢いでなんとか抜ける。
ただ、その後の被ったところであえなくテンション。
何度かレストし、フリーで行けないか試みるも苦手なフィンガーサイズで、出だしであまり時間を使いすぎるのもどうかと思い人工で突破。
そこを抜けるとフリーで登れるセクションが出てくるが暫く行くとハングが出てくる。

ここもなんとかフリーで抜けたかったが、
おそらく使うであろうクラックに泥が詰まってて突破不能のためここも敢え無く人工。
その後終了点直下でプロテクションが取れそうにない&先が見えないスラブか、
今にも剥がれそうな木が生えてるところを直上するかで散々悩み、
木が生えているところを死ぬ思いで登ったが上から見たらスラブが正解だった。

 

2ピッチ目はK岩のリード
直上のフレークを行くのかと思ったら左上にトラバースしていった。
クラックが続いているのか不安だったが、しっかり続いていた。
フォローで登ったが意外としっかりしていて登りやすい。
その後もフリーで登れたが1箇所小難しいところがあった。

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2ピッチ目

3ピッチ目はリード。
ブッシュで反時計回りに岩を巻くと終了点にたどり着く。

 

4ピッチ目はK岩のリード
ここはしっかりとしたクラック。
5.8なので情けないところは見たくないですと発破をかけて送り出す。
無事にOS。フォローで登った限りでは難しいところはない。

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4ピッチ目

5ピッチ目はリード。
いきなり出だしが悪いが行くしかないよねで突っ込む。
その後気持ち悪いムーブをなんとか成功させ、後はぐんぐん登る。
最後は癒やしのワイドが待っていた。
無事にOSできて嬉しかった。

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5ピッチ目スタートから下を見る。道路が広がっているため落石は許されない。

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5ピッチ目


正直1ピッチ目が岩が脆い&一部浮いている感じがしてあんまり気持ちよく登れない。
ただし、2ピッチ目以降は適度に硬く快適な気がする。
カムは色々混成で持っていたのだが、ざっくりいうと
0.3~075を3セット、1~4を2セット+ナッツを持っていたが正直ナッツは不要。

各ピッチの難しさは1>>5>2>4>>3という感じでした。

 

その後はロックタワールートを登った。
1ピッチ目はK岩リード。
難しいところはない

 

2ピッチ目はリード。このルートの目玉ピッチ。
ボルトはなくカムでプロテクションを取る。
パラレルなクラックでカムはよく効くので不安はない。

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3ピッチ目はK岩リード
ハンガーが大分上の方にあり、カムで支点を取る。
出だしがちょっと怖い感じがするが後は簡単。

あっという間に3ピッチを登り懸垂2回で取り付きへ。

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50mロープではギリギリだった。
カムは0.3~1まで2セット、2~4を1セット持っていったが十分だった。

 

まだ時間があったので宿題だった上野クラックをRPして帰った。
昔は難しく感じたが今日は余裕で登れた。

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カムは0.3~3まで1セット、4を4セット。(4は3個で良かった)

 

5時半起床、6時25分駐車場発
6時40分北壁橋井登攀開始~11時20分登攀終了
12時00分ロックタワー登攀開始~13時40分登攀終了

2021年5月2日-5日_屋久島宮之浦川遡行

 

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龍王の滝

5月2日~5月5日 リキ、K岩
GWの好天を利用して5/2-5の日程で屋久島最難とも言われる宮之浦川を遡行してきた。

初日は鹿児島発朝イチの高速船を利用して9時45分に宮之浦港に着。
予約していたタクシーが予約漏れしていたらしく予定より少し遅れて林道入口着。

2時間ほど歩いて12時半頃潜水橋着。準備をしたり写真を撮影して13時頃入渓
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晴天の予報だったのだが若干小雨が降ったりする中3時間ほどゴーロを進むとマンベー淵が見えてきた。
時間は16時頃で予定よりも進んでいなかったが、雨の中ゴルジュに入るのも気が進まず、マンベー淵手前の右岸の中に適当な幕営地を見つけて泊
ご飯を食べたりして19時ころ就寝。
19時位迄は明るかったのでもう少し行動しても良かった。
夜中目が冷めたとき気温を見たらツェルト内は12度台だった。
9時45分屋久島宮之浦~10時30分林道入口ゲート~12時30分潜水橋~16時00分マンベー淵入口~19時就寝

5/3
いよいよゴルジュの中に入っていく。幅が広いためそこまで圧迫された感じはない。
第1巨岩、第2巨岩はあっさり通過し第3巨岩はK岩リードで突破。

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K岩のリードで第3巨岩を抜ける

6時35分リード開始、7時5分荷揚げ完了
その後のF10-F11は中々悪い左岸の草付を巻いた。
龍王の滝から3分くらい手前にあるF12の左岸側に良い幕営地があった。

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龍王の滝手前の幕営地候補

幕営地があるとわかっていれば昨日はここまで来たかったが仕方がない。
8時45分遂に龍王の滝に到着する。
その後写真を撮ったりして、右岸チムニーへ移動する。
9時半頃右岸チムニーを登攀開始。難しいと聞いていたが空身で登ったら8m程度で5.6位の優しいチムニーだった。
カムは1番と2番が1個ずつあれば十分だろう。不安であれば1番が2個あると良い
チムニーを抜けた後は左のテラスでビレイをしようと思ったが支点が取れそうになく、
3m弱の岸壁を登り木で支点構築をした。ここまではかなり順調だと思ったが、
その後高巻きに苦戦し沢床に降りるまでになんと5時間超を要した。
14時半に沢床に復帰、14時45分に漏斗の滝(F17)に出会う。
その後も巻きを繰り返しF21あたりで短い懸垂をして沢床に降りたが登れそうになく失敗だった。
再度登り返し高巻く。戻るのも気が引けたので進みながら高巻くことにしたが、
苔むした凹角で行き詰まりしょうがなくカムで支点を取りながら登ったがかなり緊張した。
17時15分F23の巻きを終えて沢床に降りる。
時間も遅くなってきたのでここで水を汲み、F24の左岸巻きながら尾根に出た後、
17時45分頃なんとか横になれそうなスペースを見つけて幕営地とした。

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2日目の幕営は稜線にて

予定よりだいぶ遅れていた事で遡行を中止すべきか考えると気が気でなくこの日はよく眠れなかった。
夜中何度か目が覚めたときツェルト内は10度台だった。
4時30分起床~5時30分行動開始~8時45分龍王の滝~17時45分行動終了~20時就寝

5/4
この日も滝の巻に終始したが、前日までと違ってそこまで大ハマリすることもなくペースを上げていく。
1箇所F28-F29あたりだと思うが右岸から巻いたらヤクザサが濃く大高巻きとなった。
ただその後も進んでいき気がつけばゴルジュを抜けいつしかゴーロ歩き、そして源流帯に入っていた。

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これまでの苦労を癒やすような源流帯を抜け、最後はヤクザサとシャクナゲをかき分け、
13時半宮之浦と永田岳の間の縦走路に飛び出す。
夜から翌日にかけて雨予報だったためなんとか今日のうちに白谷雲水峡に下山して、
ホテルを探して祝杯でもあげたかったがパートナーがトロッコ道を抜けた辺りで疲労困憊で大失速。
下山想定時刻からホテルを探すことも難しく、最悪公園で雨降る中ツェルトビバークになるかもしれないと考えたら
登山口まで残り30分くらいの白谷山荘に泊したほうがマシかと思い白谷山荘に泊。
4時15分起床~5時30分行動開始~13時30分登山道へ合流~20時15分白谷山荘~22時就寝

5/5
小雨が降る中20分ほど歩き無事に白谷雲水峡に降りる。
5時30分起床~6時10分行動開始~6時30分白谷雲水峡

その後は8時半頃発の貨物フェリーに乗って鹿児島へ。

 

沢登りとしてはひたすら巻に終始し、面白いかと言われるとそうでもない。

ただ次々と現れる滝はスケールはあるのでやる価値はある。

 

メモ

屋久島のタクシーは予約必須。

林道入口ゲートではもうドコモもauも電波がない、ただし林道入って30分くらいは電波が入るところもある。その後は源流域まで電波はない。

マンベー淵までゴーロ帯を律儀に歩いたが右岸の樹林帯を歩けば早い。

ロープは40mが2本がよさそう(今回は50m2本で行った)

カムはC4の2番程度まで1セットあれば十分、ハーケンは不要

ちょっとしたところの荷揚げ用に5m程度の細引きにカラビナを付けたものを用意しておくと捗る。

 

2021年4月25日日向神クライミング

4月25日 晴 リキ、I村、K越、Y中

今日は久々に日向神へ。
リキ、I村PTはカンテ上スラブルートへ
K越、Y中PTは隣の黄金週間へ取り付く。
カンテ上スラブルートの支点はシャックルが使われている。
隣のシルバーウィークも気になっていたが苔が凄くて登れそうにない。

1ピッチ目をリードしたが、昨夜小雨が降ったのかしっとりしていて嫌らしい。
黄金週間の2人も出だしの核心で苦戦しているようだ。
中間部から上は風の影響もありしっかり乾いていたがなかなか慎重なクライミングが求められる。
その後高度を稼ぎ無事に終了点へ。
ボルトの数は多いがフリーで抜けようと思ったら10a程度のスラブ系が登れないと少し難しいかもしれない。

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2ピッチ目はI村が担当する。
じわじわと高度を上げていったが少し行ったところでずっと止まっていた。
意を決したのかA0を交えながら無事に突破。
その後は順調にロープが伸びていき、コールがかかる。
フォローで登ったが確かに時間をかけていたところは少し難しく感じた。
ちなみにここの終了点はピカピカのリング・チェーン付きであった。

3ピッチ目はこれまでよりかは簡単でグイグイ高度を上げあっという間に山頂へ、
と行きたかったのだが、50mロープでは山頂の5mぐらい下の終了点までしか行けず、そこでピッチを切る。

フォローで上がってきたI村に山頂まで行きたいかと聞いたが、もういいとのことだったので2回の懸垂で取り付きへ。
体感的な難易度では1ピッチ>2ピッチ>3ピッチという感じ。

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山頂まではわずかに届かず。。。

その後は道端エリアで黄金週間の2人を待ちながら登れてなかったシンシアに取付くも登れずであった。
その後はお初となるダム下エリアに行き簡単なやつを数本登って解散した

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宿題回収を果たしたY中

カンテ上スラブルートOS
軽減税率(10a)OS
アーモンド(10d)RP
イルネージュ(10c)OS
トライアングル(10c)OS

シンシア(11a)敗退